2007年7月25日水曜日

―Sky―【A.Story.】 プロローグ~もう一人の貴輝~

この物語は全てフィクションです。(念のため)

Skyの世界のパラレルワールドであるもう一つの世界でのお話・・・。

―Sky―【A.Story.】 プロローグ~もう一人の貴輝~

ここはSkyの世界のパラレルワールド。
そして主人公は作者であるもう一人の『貴輝』です。
そして、世界観しょうかいで言っていた『迫害されている少女』というのは、この物語のヒロインに当たる人です。
この物語には既に了承を取ってある方がキャラクターとして登場します。
勝手に使うことは多分無いと思うのですがあったら文句を言ってやってください。
あと、「俺(又は私)を使ってくれー!」という方も掲示板にて言ってください。
でわ本編をお楽しみください。

―――どくん
―――どくん
―精神世界―
―――どくん  ―――どくん
(ここは、何処だ・・・?)
深い深い闇の中に少年がぽつんと一人浮かんでいる。
これは夢だ。
少年はそう理解している。
理解しているんだが、なかなか認められない。
(こんなリアルな感触の夢は見たことも聞いたこともない・・・。)
それが少年が認められない理由だった。
―――どくん  ―――どくん
遠くからは何かの鼓動のようなものが聞こえてくる。
(そういえば、この音は何なんだ?さっきからずっと聞こえてるけど・・・。)
『あなたは?』
その瞬間少年の前に一糸まとわぬ姿をした人らしき物体が光を放ちながら現れた。
残念ながら男か女かわからない。
それどころか人間であるかも少し怪しい。
(人間とは『匂い』が違う。)
少年は狼の獣人だった。
匂いをかぎ分ける能力には優れている。
目の前に現れた者は・・・。
そう、鳥の獣人と匂いが似ている。
少し人間の血が混じっているのだろう。
少しだけ人間の匂いがする。
『あなたはだれ?』
目の前の者は再び尋ねる。
「拙者は・・・。拙者は貴輝。あなたは?」
『私は名美と申します。』
「なび・・・ね。」
『はい。私とあなたはいずれ会うでしょう。その時はよろしくお願いしますね?』
「・・・は?」
『ふふふ・・・。今は分からなくても良いです。でも、その時は・・・。』
そこで急に周りが明るくなった。
少年は目を覚ましていた。
「・・・なんだったんだ?今の・・・。」
少年はしばらく考えてから、
「ま、良いか。変な夢はいつものことだ。飯食って仕事しよう仕事。」
少年は若いながらも友人とともにある仕事をしている。
ソレがこの少年が住んでいる『Star In The Sky』だ。
ここら界隈では有名で皆からは『SITS』・・・シッツと呼ばれている。
一部の者は二人のことをまとめてシッチーズと呼ぶが、少年達は気にしていなかった。
「ふぅ・・・。澄夜起こして仕事行くか・・・。」
そう言って少年は部屋を出て行こうとして、
「あぁ。忘れてた。」
ベッド脇まで戻ってきた。
「これは持ってかないとな。ってか、拙者もこの独り言言う癖直さないとなぁ・・・。」
そう良いながら少年はベッド脇の円卓に置いてあった腕時計を身につけ、携帯電話のようなものをポケットにしまい、最後に赤いハチマキをしめてから部屋を出て行った。
―廊下―
「澄夜ー。勝手だが入らせてもらうぞー。」
そう言って少年は勝手に部屋に入っていく。
「ノックぐらいしろ!・・・めずらしく早起きしてきたと思ったらこれか・・・。」
澄夜は着替え中だった。
「おぉ。すまんすまん。ま、男同士だし良いじゃないか!」
「ったく。ソレより、何のようだ?」
澄夜は不服そうにそう尋ねる。
「飯。」
貴輝はそれだけを言って部屋を出て行った。
部屋の中から「たまにはお前が作れー!」という叫び声が聞こえたが、無視をする。
「・・・そういえば、着替えてなかったな・・・。」
貴輝は部屋に戻っていった。

―五分後―
部屋を出ると澄夜がちょうど洗面所から戻ってきたところだった。
「よう。おはよう!」
「さっきあったけどな。・・・おはよう。」
「今日も良い天気だねぇ~・・・。」
「そうか?」
外は微妙に雲があるも青空はしっかり見えている。しかし、良い天気とは言い難かった。
「ふぅ・・・。で、飯は?」
「だから、お前が作れって!」
「ちっ!しょうがない・・・。」
「ったく!」
澄夜は廊下をすたすたと歩いていく。
貴輝もそれとは反対方向に進んでいく。

―台所―
「む。なべ結構汚れてるな。ま、良いか。さて、飯何作ろうかな~・・・。」
冷蔵庫を漁っていると、
「む。これは!賞味期限が十年前・・・。食えねぇな。絶対。ってか、何でこんなの入ってるのー!?他にも・・・、ポテトチップス!?冷やしても変わらんだろう!こんなもの!え!?おしるこの缶が何故こんなところに!?今夏だよ!?賞味期限は・・・、八月十四日!?なんで夏にこんな物が・・・!」
そんなこんなで出てきた食材。
「にんじん、トマト、キャベツ少々にたまねぎが大量に・・・。あ。後豚肉がちょっとあるな・・・。米は炊いてあるし・・・。何を作ろう?」
考えた挙句炒め物に決定。

―三十分後―
食卓には炒め物とご飯だけ出ている。
「他にも何か作れよ!」
澄夜に怒られる。
「使えそうな食材全部つかったらこうなったの!文句言うな!」
貴輝も反論する。
少し言い合いをした後食事開始。
「ん~少ししょっぱいな。」
「本当にな。少し塩入れすぎたか・・・。」
批評しながら食事を進め。

―食事終了後―
「じゃ、後片付けよろしく。」
澄夜はそう言って早々に部屋を出て行った。
「準備頼むなー!」
「おうー!」
貴輝は澄夜の返事を聞いてから台所に食器を持って戻っていった。

―二十分後―
「お。遅かったな。事故にでもあったかと思って心配してたぞ。」
「はいはい。フライパンの汚れがなかなか取れなくてな。あと、ついでになべも洗っといたぞ。」
「お。サンキュー♪」
そんな感じで会話を進めていると、
バンッ!
扉が勢い良く開いた。
「どうしました?」
そういって、すばやく対応したのが澄夜。
「何かあったんですか?」
ソレをうけつぐ貴輝。
「町に!町に魔物が出てきたんです!頼みます!どうか奴らを追っ払ってください!」
「町ってあの首都『フィルスト』ですか?」
澄夜が聞く。
「そうです。私はそこからの使いの者です。頼みます。私の故郷を守ってください!」
必死に頼み込む男。
「どうする?」
「決まってるでしょう。ってか、お前もそのつもりだろう?」
「当然。」
「その仕事・・・」
「「引き受けた!」」
二人声をそろえてそう言うと貴輝が男の襟首をつかみ店を後にする。
「戸締りはしっかりしてかないとね。」
澄夜が玄関に鍵をかけてからそれを追いかける。
これが物語の始まり・・・。
この仕事を受けたことによって彼らの人生は大きく波乱万丈の世界へと傾いてしまったのだ。

To Be Countinue...

―あとがき会話―
貴輝:「いぇ~い!」
澄夜:「いぇーい。」
貴輝:「文句を言われようが何しようが強行突破していきます!こっちの小説!」
澄夜:「強行突破・・・。でも、お前が主人公カヨ!
貴輝:「悪いか!」
澄夜:「悪い。(キパッ!」
貴輝:「がーん。お兄さんショック!ってか、お前も一応は主人公なんだよ!」
澄夜:「ふーん。」
貴輝:「サラッと流された!」
澄夜:「じゃ、頑張れお兄さん。二つもの小説。頑張って書くんだよ?」
貴輝:「がんばりますよう・・・。でわ次回予告・・・。」
次回予告:いよいよ物語が始まります。まずはさっき言ってたヒロインと出会い。澄夜君もパートナーとなる人物を見つけ、作者が死にます。
澄夜:「おまえ死ぬの!?」
貴輝:「精神的に・・・ね。中部大会行っちゃったもん・・・。部活・・・。」
澄夜:「がんばーw」
貴輝:「でわでわ~皆さん。これを読んだ感想を掲示板に書き込んでください。ってか、書き込みなさい!(命令形)でわこの辺で。」
澄夜:「でわ~w」

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